鉄(Fe)

栄養成分の鉄(Fe)は、貧血を予防します。

鉄の多くは、ヘモグロビンの原料になっています。ヘモグロビンは、肺から体のすみずみへ酸素を運ぶ赤血球の成分です。このため、鉄が不足すると酸欠状態を招くき、貧血や冷え性、疲労倦怠、頭痛、思考力の低下、発育不全などの悪影響がでてきます。

これ以外の鉄は、骨髄、肝臓、脾臓、筋肉などに蓄えられています。

鉄は、1日に約1mg消費しますが、食事で摂った鉄の総量の約8%しか吸収されないので、消費量の10倍(男性)から12倍(女性)は摂取する必要があります。

鉄は、ヘム鉄(肉類・魚に多く含まれる)と非ヘム鉄(野菜に多く含まれている)があり、ヘム鉄の方がよく体内に吸収されます。非ヘム鉄は、ビタミンCと一緒にとると吸収がよくなります。

コーヒーのカフェイン、カルシウム、加工食品に含まれるリン酸塩は、鉄の吸収を妨げるので注意が必要です。

【期待される効用】

 ・貧血を予防し治癒する。

 ・疲労を防ぐ。

 ・皮膚の血色を良くする。

【多く含まれている食品】

 ・豚肉、牛肉、レバー、かつお、あさり、ひじき、高野豆腐、がんもどき、納豆、小松菜、ほうれん草等。

鉄(Fe)と栄養成分

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