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金柑(きんかん)
金柑(きんかん)
金柑(きんかん)は、昔から風邪やせきに良く効くと重宝されてきたのはご存知のとおりですね。
この金柑は中国原産の果物です。
小さな果実が熟すと黄金色になることから「きんかん」と呼ばれるようになったようです。
薬用として日本に、文政9年(1826)頃に渡来したとされています。
金柑の栄養成分ですが皮にビタミンCやカルシウム等が豊富に含まれています。
金柑は皮ごと食するのでしっかりと栄養を摂ることができます。
他の柑橘類に比べて多く含まれていビタミンCは疲労回復や風邪予防、美肌に効果的です。
カルシウムは骨を丈夫にしてくれますね。
皮が黄色いのは、黄色の色素であるクリプトキサンチンが含まれているからです。
クリプトキサンチンは老化による視力低下を予防するとされます。
他にもヘスペリジン、ペクチン、リモニンなどガン予防に良いとされる
栄養成分がしっかりと含まれています。
血液をサラサラにしてくれたり、ストレス解消にも良いとされます。
さて金柑の選び方です。
果皮の色が濃く、表面がなめらかでつやがあり、重みのあるものを
選びましょう。大きめで形が丸くて整っているものが良いです。
キズがあったり、ヘタが枯れているものは避けましょう。