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ラクトフェリン

ラクトフェリン(Lactoferrin,lactotransferrin)は、多くの哺乳動物の乳に含まれるたんぱく質です。LFとも表記されます。

抗菌作用があり、体内では腸内の悪玉菌や胃潰瘍の原因となるピロリ菌を減らします。また鉄分の吸収を高め貧血を防いでくれます。

善玉菌であるビフィズス菌を、増やす効果があります。発がん性物質の生成を抑制し、ガンや肝炎の発症を予防する効果もあります。

ラクトフェリンは、熱に弱く、胃酸で分解されやすいので牛乳だけでなく、他の乳製品も摂取することが大事です。

ラクトフェリンは、母乳、牛乳、スキムミルク、チーズ、ヨーグルトなどに多く含まれる栄養成分です。

ラクトフェリンは熱に弱いので、加熱殺菌した市販の牛乳などの加熱した食品にはほとんど含まれないことに注意してください。

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